自己否定を減らして自分を肯定して幸せになる
――ストレスはどのように発散していますか?
ストレスというのは、あまりないですね。散歩をすれば青い空が見えて幸せだね。葉っぱが見えていいねとか、そんな感じで毎日を過ごしています。
もともと日本画を描いていて、自然が好きなので。
ただただ、ひたすら息を吸って吐いて生きる。日々まっとうに生きる。
自分に嘘をつかないし、自分が楽しくなければ周りの人も楽しくないから、いつも楽しく生活する。
自分が笑って楽しくしていること自体が、自分にできることだと思っています。
すると、自分からなにかしようじゃなくて、周りが勝手に動いてくれるようになります。いいことが向こうからやってくる。不安はいっぱいあるんですよ。ないわけじゃない。
「この事業所、大丈夫かな。お金払えるのかな」。
でもそういう思考はだいたい5分で終わります。
「なんとかなるね」と思えばなんとかなります。
自分の中に悲しみがないということはない。
宇宙からポンと生み出されたさみしさ、悲しみというものはあると思いますけれど、自分の中でそれを処理できるくらいには傲慢になってきていますので(笑)。
とはいえ、私は60過ぎてやっとですよ。
――これからの抱負をおきかせいただけますか。
マクロビオティックの、食べたら元気になるというごはんやさんをやりたいと思っています。
でも自由がなくなったら嫌だなと思っていたら、ヒーラーの先生方に、「ぜひやってよ。不定休でも、週に2日の営業でも、午後3時に終わってもいいじゃない。自由にやればいいよ」と言われ、それもそうだなと。
準備として娘と一緒に薬膳マイスターという資格も取りました。自然な素材、季節に合わせたもの、五行につながるおいしいものを作りたい。それをグループホームに配達するのもいいですよね。
利用者のみなさんも元気になりそうでしょ。
グループホームの中だけで毎日、そういった食事を作るのは大変ですから。採算は取れなくてもいいんです。
楽しければいい。