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――人が否応なしに受ける因縁には、どのようなものがありますか?

 

 自分自身は満ち足りて幸せに暮らしていても、誰かからの念の影響を受けることがあります。私自身のことでいえば、志岐先生のもとで学び、ある程度は念の影響をコントロールできるようになりました。

 

 そうなってはじめて人からの相談を受ける許可を得たわけですが、なかには完全に抑えきれない強い想念を送ってくる人もいます。身近な人からの想念は、特に強い影響を及ぼします。

 

 常に感謝の気持ちで過ごし、日々、人々の相談を受けている生活の中でも、誰かからの想念などによって、どうしても避けがたい悩みが生まれることがあります。

 

 たとえば妬みや、もっとかまってほしいという想念を受けて体に不調が表れるとき。この年齢になると、親しい人が家族を亡くすということもあります。

 

 家族を亡くした人が「寂しい」「悲しい」「どうして自分だけ」といった気持ちを抑えきれなくなり、身近な存在に対して恨みの念を送ってくることがあります。

 

 身内を亡くして辛い気持ちはよくわかります。できるだけ寄り添っていきます。けれど、最終的に受け入れるべき、解決すべきなのは本人です。私にも誰にも解消してあげることができません。その手助けしかできないのです。

 

 本人が事実や自分の気持ちに向き合わず、誰かを妬んだり羨んだりすることで、自分の気持ちをごまかしている場合、悪い想念を受けた人の心身に影響が表れることが多いです。

 

 私自身、そういう念を受け、頭痛や肩こりに悩まされることがあります。
 生きている人から送られる念は強いものです。これが一般的に生霊といわれるものです。

 

 

 

森安 政仁
1941年、長崎県生まれ。森安商店代表取締役。
全国たまご商業協同組合副理事。日本サイ科学会九州会会長。
鶏卵卸業を50年以上営むとともに、40歳の時より心の勉強をかさね、「運 のメカニズム」を解明し、自らの会社経営と生き方に実践する。
会社の業務終了後に行っている、全国からの電話での悩み相談に無料で応じる奉仕活動は、39年間続いている。
著書に『人生相談の専門家が教える逆運を福運に変える秘訣』(共著、現代書林)、『光り輝く人生 ̶ 心の研究』(鷹書房弓プレス)、『たまご社長が教える運をつくる仕事術』(三楽舎プロダクション)がある。
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