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――人が悩み苦しむのはなぜでしょうか?

 

 前述した、心穏やかに暮らすために必要なことを実行できないからでしょう。「利益を分かち合うことがいい」と言われても、目先の利益を追い求めてしまう。誰かが得をすると、自分が損をしたような気持ちになってしまう。

 

 「自分に関心をもってほしい」という気持ちから「わかってくれない」「助けてくれない」など「◯◯してくれない」という不満が募っていく。

 

 満たされること、分かち合うことを知らず、一方的に求めてしまう。それが悩みや苦しみの根源ではないでしょうか。

 

 また、先祖が浮かばれていない、先祖がなにか言いたがっているときも、心身の不調に悩み苦しむことになります。

 

 先祖が浮かばれないというのはどんな時でしょうか。先祖をないがしろにしていることもありますが、それよりも、今生きている子孫たちが争ったり、不幸だったりすることが先祖の苦しみにつながります。

 

 特に身内の不和は先祖を苦しめます。するとその苦しみが子孫に降りかかります。身内同士の争いが難病につながるのはそのためです。まさに苦悩の連鎖です。

 

 先祖はもちろん、子孫を苦しめたいとは思っていません。普通であれば子孫を守ろうと一生懸命です。けれど自分が苦しいあまりに、それを知らせたくて苦悩のメッセージを送ってくるしかない。

 

 自然災害は自然からのメッセージ、難病や原因不明の不調は先祖や関わる人からのメッセージ。そのメッセージを受け取り、応える努力をしていくしかないでしょう。

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