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「心のこと」を核に生きることが幸せにつながる(第3回)森安商店・森安政仁

人にとって家庭とはどのようなものでしょうか?

 

これを読んでくださっている、あなたにとってはいかがでしょう?

 

安らげる場所ですか? 居心地が悪いというようなときはありますか? できれば帰りたくないなんていうことは…。

 

家庭の平和なくして人生の平和はない。これは断言できます。

 

家族とは運命を共に歩む大切な存在です。たとえ機嫌が悪く、気に障るようなことをいわれたり、されたりしても、なにかの拍子に気の合わないことがあっても争ってはいけません。許すことです。

 

特に両親には、どんな親であっても感謝して詫びて生きること。あなたが今この世に生きているのは、両親のおかげなのですから。

 

また、親が亡くなった後に揉めたという兄弟姉妹の相談もよく受けます。それも意味がない、はっきりいえば愚かなことです。良いことはひとつもありません。

 

万が一、遺産相続で争った結果、自分が得をしたとします。そのときはしてやったりとほくそ笑んでも、いずれ悪いことが起きるのが世の理です。家族が争えば、悩みや苦悩が出現します。

 

お金で幸せは買えません。理不尽なことがあったとしても、許して水に流す。

 

そのときは損をしたとしても、その先の人生が実りあるものになるための糧だと考えればいいではありませんか。それがめぐりめぐって自分のためになります。

 

家族が争えば先祖が悲しみ苦しむ。それは自分や家族に巡ってくる。いいことも悪いことも、すべては自分や、自分の大切な人に返ってくる。

 

特に家族の想いは近しいだけに強く表れる。

 

そして、人から恨みをかったり、人を恨んだりして生きていくと、悪い想念が積もり積もって子孫に引き継がれていく。自分ひとりの問題だけでなく、未来にまで禍根を引き継ぐことにもなりかねません。

 

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