ずっと医師が嫌いでしたが(前述の通り偉そうな医師は今も嫌いです)、今は志を同じくする医師たちとのつながりもできました。世界を見れば先進国でも、一般の病院でスピリチュアル診療をとりいれているところが増えています。
それを思うと日本はまだまだですが、西洋医学だけでは治せない患者さんがいるという事実を受け入れ「ではどうするか」と考え、行動しはじめる医師が出てきています。
そういう医師たちに、エネルギー療法や催眠療法の真実、そして施し方を伝えるのも私の役目だと思っています。
自分の使命を知ることができ、それを果たすことができる毎日ですから、いい意味でのプレッシャーというストレスはあるかもしれません。けれど、したいこと、するべきことがたくさんあるので、嫌なストレスに悩む時間はありません。
――先生が医師として、セラピストとして大切にしていることを教えてください。
患者さん一人ひとりに本気で寄り添うことです。私は患者さんにラインを公開しています。誰でも私に直接ラインを送ることができます。
クリニックにいないときには、電話が私個人の携帯電話に転送されるようになっています。患者さんとのセッション中には電話に出ることができませんが、常に連絡はとれるようにしているのです。
遠隔セッションについては、夜中の予約を受けることもあります。困っている人、悩んでいる人、不安におののいている人を、いつでも、どこでも、できるだけ多く助けたいと思っています。
「個人のラインなんか知らせたら大変だ」「面倒だ」という医師がほとんどでしょう。けれど大事な患者さんとラインでつながることが、どうして嫌なのでしょうか。なかには「しょっちゅう連絡してくるのではないか」「クレームが来るのではないか」などと心配する医師もいるようです。